引き立たせるもの

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今回は、娘にリクエストされた誕生日ケーキを作りました。

チョコレートのケーキでイチゴを使って欲しいとの希望だったのですが、季節的にイチゴは終わってしまっているので、フランボワーズを代替案にさせて頂きました。

 

ここで、どんなケーキが食べたいのかを想像してその期待を越えたいと思い考えたのがこのケーキでした。娘はチョコレートムースが好きなので、ムースを中心とした構成でフランボワーズをちょうどよく合わせるには、フォレノワールのチョコレートのスポンジの様なしっとりしていて柔らかく柔らか過ぎずが全体のバランスが取れるだろうと予想し、上下に置いた事も全体のバランスを考えて、厚さもバランスを意識してカットしました。

そしてフレッシュのフランボワーズの存在が薄くならない様にフランボワーズのジャムを作りスポンジに乗せてあります。

そして、チョコレートのムースに飽きない様、シャンティとこの時季しか無いサクランボを合わせる事でメインのクリームとメインのフルーツをより良く感じられるようになりました。

 

ここで、一皿の中でメインになる食材を立たせる為には、同系統の違うものを少しだけ合わせるという事は全ての料理に共通する仕組みだということです。

こういう基本がとても大事な知識になると思います。

 

色々な組み合わせの中でそんな風に料理を見てみると意外と簡単に見つかるものです。