料理を創作するということ
料理は芸術の域にあるものならば、毎回求められたものを作る職人技ではなく、感性の入ったきちんとしたルールの上でしか成り立ちません。
見た目に美しくとも、食べ物として美味しいと昇華させなければ、それは失敗作品です。
材料の特徴を理解する事。
これが先ず根底に無ければ、料理とは呼ぶことすら成立しなくなります。
ホヤを初めて美味しいと感じたのは妻のお土産で買ってきた蒸ほやに七味とマヨネーズというものでした。そこから、実際に嫌がられる部分を削ぎ落とし、どの部分が美味しく感じる部分なのかを理解して、引き立てるために何が必要かを考え材料を合わせます。
今回は、バジルとサフランマヨネーズです。例えるなら、七味マヨネーズが地元ならば、サフランマヨネーズとバジルはスペインあたりでしょうか?
創作する料理にはイタリアンだとかフレンチだとかというカテゴリーに縛られる事なく、自由に発想し食材を芸術の域にまで昇華させてあげる事が1番だと思うのです。
あとは食べてくださる方が、色々と感じ取って頂ければ、それは成り立つのではないでしょうか。