循環 オラファーエリアソン展より

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先日、東京都現代美術館にてオラファーエリアソン展 時に川は橋となる に行ってきました。

 

現代美術においてこんなに直接的なメッセージを感じたのは初めてで、自分の料理哲学と重なるところがありとても感動しました。

 

人は植物を食べます。植物は太陽の光を吸収して育ちます。全てのエネルギーの根源は太陽であり

、人もまたそれに依存しなければ生きていけないこと。そしてその植物には様々な美しい姿があることをインスタレーションとして表現されていました。

 

フィボナッチ数列や人が感じられる色の美しさの理由など

 

もっと自然環境の中の一部なのだから、継続できるように自然に対して目を向けよう!というメッセージに共感し、とても大きな感動を頂きました。

そして、オラファーさんが一番大事にしているというのがアトリエでのランチの食事だそうで 

食事をするという行為は人の循環の根源であり

エネルギーを得る唯一の行為

その時間に良い食事をとり様々なアーティストや技術者が交じり会話を交わすと様々なアイディアが生まれたり、仕事のミーティングの場になったりと、実に有意義な時間にもなるとおっしゃっていました。

自分の考えとやっている事が間違ってはいなかったんだと思えた事、

自分が釣りに行って感じることや

農家さん 他生産者の方々への思い

やはり自然を大事に大切に寄り添う気持ちを忘れてはいけないと思うのです。

 

自分は料理人として、人気者になりたいわけではありません。自分の想いを料理という形でお客様に

コースの中に込めた一皿ずつのメッセージとして表現し続けていきたいと思っています。