贅沢
贅沢とはなんでしょう?
悪いことなのでしょうか?
辞書によるとこのように書かれています。
1 必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。「贅沢を尽くす」「贅沢な暮らし」「布地を贅沢に使った服」「たまには贅沢したい」
2 限度や、ふさわしい程度をこえること。また、そのさま。「贅沢を言えばきりがない」「贅沢な望み」
必要な程度を超えて
限度や ふさわしい程度を超えること
とあります。
しかし
人は、経済的・物理的充足だけでは幸せを感じることはできず、周りの人々の幸せがあってこそ自分も幸福だと感じる生き物だそうです。だから人々はお互い助け合わずにはいられないのではないでしょうか。
自分の仕事は、贅沢を求めてはいません。
贅沢な物ではありません。
先日のクエの料理も頭の周りの肉を全て丁寧にほぐし、ウロコはスジ引きですいて揚げて食べられるように一品としました。
何一つ捨てることなく、可能な限り食材に対して敬意を持ち、会話をしながら創っています。
ただ、美味しいと思って頂きたく、美しいと思って頂きたく食材を昇華させてあげたく、陶芸家さんの器の力を借りながら表現させて頂いております。
そんな事を食べて下さったお客様が共感して頂けたらなによりも幸せです。
ですから、自分は贅沢には興味がありません。
あまり良いことにも思えないからです。