繋げていきたい仕事の信用と信頼

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先日豊洲市場で、とても衝撃を受けた事がありました。

 

 

市場の数ある魚屋さんの中でも、飛び抜けて綺麗で健康的な魚を売っていて 清潔感もあり、一目で惚れてしまった魚屋さんがありました。

そして豊洲市場に通うこと、約半年が過ぎた頃

魚が入荷しているかどうかを教えて頂ける関係になれました。

この写真の明石の真鯛を頂いた時のことです。

その日、朝6時に電話を頂きその足ですぐに車を走らせ豊洲に向かいました。

そして着くと

「今日良いのは明石の真鯛ですかね〜」と

「では、それをお願いします。」

そう言っていつも通り絞めて神経抜きをお願いすると、裏の水槽から

「こっちの方が良いと思うんで」

と言って、取っておいてくれた鯛を絞めたのですが

「あれ、思ったより脂乗ってないな」と言って

次のを絞めてこっちでと渡してくださったのです。

 

豊洲の問屋さんが付けていた値段は1万円/kgです。

3kgほどの魚だったので相当な値段の魚なのに

あっさりとこれじゃダメだといって次の魚を絞めたのです。

良いと思って活かして取っておいてくれた事があった上に、それでも自分の納得いかない魚は渡せない。とすぐに別の鯛を絞める。一切迷わずの間髪入れずの仕事のプライドと誠意にとても感動しました。

 

漁師さんへの敬意とお客様(自分)への誠意

 

 

 

その仲卸業者の魚屋さんに、敬意と尊敬を強く思い

自分のお客様へもこのバトンを誠実に確実に

繋げていきたいと思わせて頂きました。