自分が料理を通して伝えたい事

 

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あと何日生きられるか、あと何回子供を抱きしめられるか、あと何回料理を作って喜んで頂けるか、

あと何回、、、

いつまでかはわからないけど

きっと

考えてみると数えられる数でしかないと思う。

もしかすると、今日が最後かもしれない。

あと何回かはわからないけど、だからこそ

今という時間を今一緒にいる人と大切に

出来るだけ

丁寧な時間の過ごし方をしたいと思う。

愚痴も言いたい時もあるけど、飲み込んで

上手くいかない時も、前を向いて

新しい試練も、成長するチャンスだと思って

全てポジティブに変えて

丁寧に大切に味付けも、盛り付けも

植物は太陽の方を向くように

盛り付けた花一輪一輪が、

お客様の顔に向かって咲くように。

その為には、大切にされて来た食材でなければ

このストーリーは成り立たないんです。

 

環境問題で魚は減り続けています。

環境に対しても出来る事を考えなければいけません。

日々は当たり前ではなく、ありがたいものであり

資源は先祖から譲り受けたものではなく

子孫からの借り物だと思って

大切にしていくべきだと思います。

だから、頂きますとご馳走様でした は、

子供の時に教わる事なんですよね。

人が何かを作ると必ずその人の人間性が表現されます。

だから、自分の料理は食欲を満たす為のものである事は前提に、自分自身の表現なんです。

 

もちろん、食欲を満たす為だけのものであって欲しい場合もあるでしょうから、その場合にはそういう料理を作っています。パスタやピザや賄いのように、美味しいだけを考えて。

自分の表現を見て味わって頂ける幸せは、自分にとって

最大限の料理を考えるモチベーションの糧になります。

本当に本当にいつもありがとうございます。